薬物系育毛剤に頼らず発毛!もし、そんな秘密の方法があるとしたら、あなたは知りたくありませんか?
薄毛には遺伝的な要因が関連していることが、ある程度のところまでわかってきているそうです。例えば、5α-リダクターゼという酵素の体内での分布(5α-リダクターゼが体内のどの部分に多く分布していたり少なく分布していたりすること)は、両親からの遺伝子の影響を強く受けています。そして、この5α-リダクターゼの分布で特に頭部の分布は、薄毛が進行して男性型脱毛症が起きたときにどのように進行していくかというパターンに関係しています。また、ある遺伝子があるからすぐにハゲるという単純なことではなく、多くの遺伝子の相互関係によって決定されるようだということが判ってきました。
このように遺伝的な要因を遺伝子というレベルで見てみると、やはり家系に薄毛の人やハゲの人がいた場合は圧倒的に薄毛やハゲになる可能性が高いと言えます。
さて、このコーナーのテーマでもある”薄毛は隔世遺伝するか”ということですが、この説はあくまでも俗説的なものであります。自分から数えて、祖父がハゲていたか、ハゲでなかったかということが隔世になりますが、確かに祖父がハゲていたら自分もその遺伝子を受け継いでいるわけですから可能性が高くなります。しかし、祖父が全くハゲていなくても自分がハゲる可能性もあるのです。
前のコーナーでも触れましたが、複雑な遺伝子の相互関係によりハゲが進行するかしないかが決まってくるわけですから、どちらに強くその特性が出るかは100%当てる事は不可能なのです。
これまで遺伝的な観点で薄毛、ハゲを見てきましたが、それでは、自分が薄毛、ハゲになる可能性はどうであろう?ケースに分けてその可能性を分類してみました。
■ケース1
自分の父親がハゲている。母親も髪の毛がとても薄い。
⇒あなたのハゲ度:ほぼ100%
■ケース2
父親がハゲている。母親は普通だが祖父や母の兄弟にハゲている人がいる。
⇒あなたのハゲ度:90%
■ケース3
両親の髪の毛は普通だけれど、両親の祖父や兄弟にハゲの人がいる。
⇒あなたのハゲ度:60%
■ケース4
両親の祖父母や兄弟にハゲは一人もいない。
⇒あなたのハゲ度:30%
※『ハゲ度』は目安のパーセンテージです。必ず表示のパーセントに合致するものではございません。
このような結果から、自分の親族に一人でもハゲていいる(もしくはハゲていた)人がいる場合は、あなたもハゲる可能性があるということです。
【その他の推測方法】
その他のハゲの可能性を推測する手だてとしては、頭の形をチェックする方法もありますので、簡単にご紹介しておきます。
可能性(大):頭が大きく、左右や上に突き出ている形
可能性(中):頭は小さいけれど、とんがっている形
可能性(小):頭はあまり大きくなく、全体に丸い形
まとめると、どうやら頭の大きさもさておき、尖った頭の形をしている人がハゲる確立が高いようです。尖っているという表現を別の言い方で表わすならば、きれいな”丸型でない変形した頭”の形をしている人は要注意ということでしょうか。
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